開業したばかりの行政書士が、最初にぶつかる壁──
それは、どうやって集客するか。
知人の紹介?ポータルサイト?SNS?
いろいろあるけれど、やはり一番安定して効果を発揮するのは「検索から来るお客様」です。
実際、私はWordPressで自作したホームページから、毎月20件以上の問い合わせを得ています。しかも広告ゼロ。
「ネットが苦手な自分でもできるのか?」と不安だった当時の自分に、いまならこう言えます。
「できる。むしろ、やるべきだ」と。
WordPressを使えば、専門知識がない人でも、しっかり“集客できる行政書士サイト”が作れます。
この記事では、開業したばかりの行政書士の方が、ゼロから自分のホームページを作るための手順を、わかりやすく丁寧に解説していきます。
難しい用語はできるだけ使いません。実務と集客、両方の視点から「本当に必要なステップ」だけを絞り込みました。
「営業が苦手…」「自分で作れるならやってみたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Step1:ドメインとサーバーを契約する

まず、WordPressを使うには「土地(サーバー)」と「住所(ドメイン)」が必要です。
▼サーバーとは?
あなたのサイトのデータを保存し、公開するための場所です。
▼ドメインとは?
例:「gyosei-tokyo.com」など、あなたのサイトのURLのこと。
▼初心者におすすめの組み合わせ
Step2:WordPressをインストールする

サーバー契約が完了したら、管理画面から「WordPressクイックインストール」機能を使って簡単に設置できます。
今は、ほとんどのサーバーがボタン一つでインストールできるので、専門知識は不要です。
インストールが完了すると、いよいよWordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインできるようになります。
Step3:テーマ(デザインテンプレート)を決める
WordPressには、見た目や機能を整える「テーマ」があります。
行政書士のサイトでは、以下のようなシンプルで見やすいビジネス系テーマがおすすめです。
すべて無料のテーマを使用しています。CocoonもLightningも使用したことがありますが、簡単なCSSやHTMLを理解していればCocoonがおすすめです。
Lightningでは、追加のプラグインが多くなってしまい、読み込み速度が著しく低下してしまいました。行政書士はコラム記事がかなり重要で記事数もかなり多くなるので、現在はすべてCocoonで作成しています。
テーマを導入したら、基本設定やメニュー、カラーなどをカスタマイズしていきましょう。
Step4:必要な固定ページを作る
行政書士サイトとして、まず準備すべき基本ページは以下の通りです
お問い合わせフォーム作成は「Contact Form 7」が便利です。
Step5:SEOを意識してコラム記事を投稿する
WordPressの最大の武器は「コラム記事投稿機能」です。ここを使って、地域名+業務名のSEO記事を投稿していくことで、Google検索からの集客が可能になります。
投稿を重ねることで、あなたのサイトは“行政書士業務に強い専門的なメディア”として育っていきます。
Step6:アナリティクス・サーチコンソールなど外部連携を忘れずに
このあたりを連携させておくと、SEO改善や問い合わせ増加のためのデータが手に入ります。
「ホームページを持たない」ことのリスク、意外と大きいかもしれません
今の時代、ユーザーはまず検索します。あなたの事務所がどんなに優れたサービスを提供していても、検索結果に存在していなければ“いないも同然”です。
そして、「とりあえず無料サービスで」「そのうち外注で」と先延ばしにしている間に、地域のライバル行政書士が、WordPressでサイトを育てて検索上位に立ってしまう。
これは、現実に日々起きていることです。
しかも、一度SEOで差がついてしまうと、あとから追いつくには相当な労力が必要になります。だからこそ、今すぐにでも「自分でWordPressサイトを作って、育てていく」行動が差を生むのです。
「難しそう」「時間がない」と感じるのは当たり前。
でも、少しずつでも手を動かし始めれば、半年後・1年後には“問い合わせが自然に来る営業資産”に変わっています。
「初期設定だけ手伝ってほしい」「記事の書き方が不安」など、つまずきそうなところだけピンポイントでサポートすることも可能です。興味があれば、ぜひ気軽にご相談ください。