集客できる行政書士ホームページのデザインとは?【5つの共通点】

行政書士として開業したら、まずホームページを作る方が多いと思います。ですが、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 「ホームページを作ったのに、まったく問い合わせが来ない」
  • 「ブログも更新しているのにアクセス数が伸びない」
  • 「何が正解なのか分からない」

実は、集客できている行政書士のホームページにはいくつかの共通点があります。それは「センス」や「かっこよさ」ではなく、“設計と導線”の戦略です。

ここでは、月6,000UU超・問い合わせ率0.4%を安定して出しているサイト構造をもとに、「問い合わせが来るデザイン」のポイントを5つの共通点として徹底解説します。

行政書士のサイトだと0.5秒で分かる

人はウェブページを開いたとき、0.5秒以内に離脱するか判断すると言われています。その中で「何のサイトか分からない」ページは、まず読まれません。

施策例
  • ファーストビューに大きく「行政書士○○事務所」と記載
  • キャッチコピーに業務名:「建設業許可・産廃収集・会社設立ならお任せください」
  • 顔写真+「行政書士○○ ○○です」と自己紹介を入れる
  • 行政書士登録番号も記載(信頼性アップ)

見た瞬間に、「専門性+安心感」を伝えることがデザインの第一歩です。

誰に向けたサービスかが具体的である

単に「許認可をやっています」では、訪問者の心に響きません。成功しているサイトは、「誰に向けて」「何を提供するか」がクリアです。

「建設業許可を代行します」

「個人事業から法人成りしたい建設業者さまへ。複雑な建設業許可申請をまるごと代行します」

また、「地域」も明記するとローカルSEO対策にもなります。

→ あなたのサービスが“誰に刺さるか”を言語化し、それをサイトの前面に出す。

スマホでの操作性が抜群

今、行政書士サイトの閲覧者の2割以上がスマホユーザーです。パソコンで見てキレイでも、スマホで見にくければ離脱は必至です。

施策例
  • 文字サイズは16px以上(読みやすさ重視)
  • メニューやCTA(問い合わせボタン)は親指で押しやすい場所に
  • スマホ用のヘッダーナビ設計(ハンバーガーメニュー)
  • スクロールに応じてCTAが表示される(固定ボタン)

スマホ対応は「おまけ」ではなく重要項目です

「信頼できる行政書士」だと視覚で伝えている

行政書士は「国家資格」ですが、初めてサイトを見る人はそんなに詳しくありません。「この人に頼んで大丈夫か?」という不安を払拭するには、視覚的な信頼の積み重ねがカギになります。

信頼感を強化する要素
  • 顔写真(プロ撮影が理想)と代表者挨拶
  • 登録番号・事務所所在地(地図もあると◎)
  • 過去の実績(数字や事例)
  • 対応可能地域の明記(SEOにも有利)
  • 「よくある質問」や「お客様の声」

文章だけでなく、図やアイコン、写真など視覚要素を交えることで伝わりやすくなります。

どこにいても“問い合わせ”できる導線

ホームページのゴールは「問い合わせ」や「予約」です。にもかかわらず、フォームが見つけにくかったり、ボタンが小さかったりするサイトは非常に多いです。

ベスト構成
  • スマホ用では「今すぐ相談」ボタンを常に固定表示
  • サイドバーやフッターにも常に問い合わせボタン
  • ページの途中(文章の合間)にもCTAボタンを挿入
  • LINE公式や電話番号も分かりやすく設置
  • フォームの入力項目は「最小限」に(項目が多いと離脱率UP)

問い合わせボタンは目に入った瞬間に「押したくなるか」がポイントです。

補足:集客できていないサイトの“NGデザイン”とは?

“かっこよさ”や“動きのあるサイト”が良いとは限りません。行政書士のホームページでは、「誠実」「明快」「見やすい」が何より重要です。これらのサイトは正直問い合わせにつながるとは思えません。。

  • どこに何があるか分からないレイアウト
  • 誰に向けたサービスかが不明確
  • スマホ対応されていない
  • 問い合わせページが遠い
  • 「おしゃれだけど中身が薄い」

まとめ:見た目より「設計」が集客を決める——デザインは“仕組み”で差がつく

行政書士として独立したばかりの方や、ホームページを持ってはいるものの集客に伸び悩んでいる方は、「デザイン=おしゃれさ・きれいさ」に注目しがちです。しかし、実際に集客できているホームページは、見た目よりも「設計」と「構造」に徹底的にこだわっているのが特徴です。

デザインの本質は誰に、何を、どう届けるか。これらは単なる“装飾”ではなく、すべてが訪問者の心理導線に基づいた「設計」です。

  • ファーストビューで、行政書士であること・業務内容・対応地域がすぐ分かるか?
  • スマホでもストレスなく読める構成か?
  • どのページから来ても“問い合わせ”まで迷わずたどり着けるか?
  • 顔写真・実績・対応エリアなど、安心感を補強する要素は視覚的に配置されているか?
  • ページ内で「誰の悩みをどう解決できるか」が常に明示されているか?

そして、デザインは「初見の信頼」をつくる“営業マン”です。訪問者は、初めてあなたの名前を知った状態でサイトを見にきます。つまり、デザイン=最初の印象を決める営業担当です。

第一印象で

  • 「この人なら相談しても大丈夫そう」
  • 「この地域・この業務に詳しそう」
  • 「実績があるみたいだし安心」

と感じてもらえた瞬間、問い合わせという行動に一歩近づきます。

もしあなたが今、

  • ホームページを作ったけど、反応がない
  • これから作ろうとしているが、何から始めればいいか分からない
  • 自作すべきか外注すべきか悩んでいる

という状態なら、ぜひ一度、「設計力」の視点で見直してみてください。

「集客できるサイト」かどうかは、デザインソフトのスキルではなく、訪問者の気持ちを想像できるかどうかで決まります。

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