開業時の複合機・プリンターはどうするか?

最近は電子申請も増えてきているなか、まだまだ紙での申請も多いです。

そこで、実務経験のない行政書士が開業する際に、どれくらいのレベルの複合機・プリンターを選べばよいか悩むかと思います。

私は実務経験があっても、現在(R7.4)かなり悩んでいます。私が現在検討しているものや業務によっておすすめの種類をご紹介していきます!

レーザーとインクジェット

まずは、プリンターにはレーザーとインクジェットの2種類あります。

インクジェットプリンターとは、インクジェット方式を採用しているプリンターのことです。液体のインクが紙に噴射され、文字や写真を転写する、比較的シンプルな印刷方式を指します。家庭用プリンターとして普及していますが、ビジネスプリンターとしても幅広く利用されています。

色彩豊かな印刷が得意で、カラー印刷がきれいに映し出されます。一方、インクの成分によってはにじみやすく、扱いには注意が必要です。

レーザープリンターは、レーザー方式を採用しているプリンターです。コンピュータから受信されたデータを感光体にレーザー光で書き込み、印刷する印刷形式を指します。

インクジェット方式と比べると、比較的値段が高いですが、印刷スピードはレーザー方式のほうが速いのが特徴です。

一般的に大量印刷したいときには、レーザー方式の複合機‧コピー機、プリンターを選んだほうが業務効率は上がります。

ようは、インクジェットプリンターは色がきれいだけど印刷速度はそこまで早くない。レーザープリンターは比較的高いけど印刷速度が速いと思ってよいでしょう。

行政書士事務所の場合、会社設立業務や相続業務では基本的にA4白黒で作成されることが多いです。そのため、A4白黒のレーザープリンターを導入することで、費用も抑えられ印刷速度から業務効率は良いと思います。

しかし、企業法務(許認可業務)を行う場合は、例えば建設業許可申請では用紙サイズは主にA4ですが、事務所内部の写真を印刷する必要があるのでカラー印刷できることが必要になります。

また、図面を作成するような飲食店営業許可申請や産業廃棄物処分業許可申請を行う場合は、カラーかつA3サイズが求められます。枚数が少ないようであれば、コンビニのコピー機で印刷するのも良いかもしれません。

しかし、たくさん印刷するようであれば、初期費用などを考えると、A3対応のインクジェットプリンターが良いかと思います。

よって、ご自身が何を専門にするかによって異なります。

ちなみに、私が以前所属していた行政書士法人では、オフィスに約200人ほどの従業員がいたのでコピー機もたくさんありましたが、基本的にはA4白黒レーザープリンターを使用し、A3印刷やカラー印刷をする場合は大型のレーザー複合機を使用していました。

私も、最初はA4白黒レーザープリンターはマストで購入し、サブでA3インクジェットプリンターを購入する予定です。

ADF機能とスキャン機能が意外と重要

行政書士業務にADF機能は必須と考えてください。ADFとは、自動原稿送り装置といい、紙をセットして自動でスキャンしてくれる機能です。

行政書士は、申請書類やお客様へお渡しした書類などを、スキャンしてPDFデータにて保管します。そのため、実務上スキャン作業をいかに効率的に行うかが課題となります。

A4白黒レーザープリンターにもスキャン機能はあると思いますが、A3サイズには対応していないことが多いです。図面を使用するような許可申請は、建築図面(A3サイズ)をお客様からお借りすることも多いです。その際にA3サイズのスキャンができないと、わざわざコンビニでスキャンしなければいけないので業務効率は下がってしまいます。

そのため、先ほど私が購入予定のA3インクジェットプリンターはもちろん印刷も行いますが、このスキャン機能をメインで行う想定です。

開業時の複合機・プリンター

このページでは、開業時の複合機・プリンターについてご紹介させていただきました。実務経験がない行政書士では、どのような機能が必要かわからない方が多いと思います。

もちろん資金力があれば、大型の複合機をリースや購入した方がいいと思いますが、開業時は何かと費用がかかりますので、なるべくなら削減した方がいいです。

専門業務が決まっていないのであれば、A4白黒レーザープリンターを購入するのが間違いないと思います。安ければ1万程度で購入することができます。

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