「建設業許可をメインにしたいけれど、どうやって営業すればいいか分からない」
そう悩み、間違った集客法に手を伸ばした結果、全く案件が取れずに資金がショートして廃業していった行政書士を、私は実際に見てきました。
今回は、私の知り合いで実際に廃業してしまったある行政書士のリアルな失敗ケースをご紹介します。なぜ彼の集客法は1円の売上にもならなかったのか、その本質的な原因を考察していきます。
実際にあった失敗例:自治体名簿を見て「更新DM」を送り続けた行政書士

廃業した彼の最大の問題は、正しい集客方法が分からなかったことでした。
建設業許可をメイン業務に掲げたものの、飛び込み営業をする度胸もなく、WEBサイトを作るスキルもなかった行政書士は、ある「手軽に見える営業手法」に飛びつきました。
それは、国土交通省や各自治体のサイトに公開されている「建設業許可業者名簿」から許可期限を調べ上げ、期限が近い会社に片っ端から「更新手続き・変更届のご案内」のDM(ダイレクトメール)を郵送するという方法です。
一見すると「期限が迫っていて困っている会社にアプローチする合理的な営業」に思えるかもしれません。しかし、この営業手法は構造的に失敗する運命にありました。
なぜ「更新・変更手続き」のDM営業は失敗するのか?
彼が送っていたDMが一切実を結ばなかった理由は、許認可ビジネスの構造を理解していればすぐに分かります。
「すでに既存の行政書士がいる」という圧倒的な壁
建設業許可の「更新」や「決算変更届」が必要な会社には、新規で許可を取ってくれた関与行政書士がすでに存在することが多いです。
見知らぬ新人行政書士からDMが届いたところで、社長がわざわざ長年付き合っている顧問行政書士を裏切って、あなたに乗り換える理由がありません。
乗り換えさせるだけの「圧倒的な魅力・差別化」がない
既存の行政書士をチェンジしてもらうには、「今の行政書士より圧倒的に安い」「対応が早い」「LINEなど気軽にサクッとやり取りできる」「経験が豊富」といった強烈なメリットを提示する必要があります。
何の実績もない新人がDMで一言「更新やります」と書いたところで、信用ゼロで即ゴミ箱行きです。
「更新・変更」は新規を取った後のストック業務である
更新(約3万~10万円)や決算変更届(約3万〜5万円)は、正直言って新規申請ほどの高度な実務ノウハウは求められません。
これはアウトバウンド(営業)で無理やり奪いに行く案件ではなく、自社で新規許可(15万〜18万円)を獲得した顧客に対して、翌年以降に自動で受注していく「ストック収入」なのです。
「他人の客を奪う」のではなく「新規の今すぐ客」を引き寄せよ
彼のように、公表されているデータにすがって「楽そうな営業(DM郵送)」に逃げているうちは、いつまで経っても自分の顧客を持つことはできません。
人脈ゼロの後発組が建設業許可で勝ち上がるための唯一の正解は、「これから新しく許可を取りたいと思っている新規の見込み客」を直接引き寄せることです。
新規で獲得した顧客(15万〜18万円)に対して完璧な仕事を提供することで、翌年以降の「決算変更届(約4万円)」が自動で積み上がるストック構造を作っています。
他人の顧客を奪おうとする泥臭いDM営業は今すぐ捨て、「自社で新規客を獲得し、ストック化させる仕組み」の構築に全リソースを集中させてください。
独立1年目で「食える行政書士」になるために
行政書士業界で失敗する人の共通点は実務もしくは集客をおろそかにしているところです。経費がかからない事業とはいえ、「知識ゼロ・集客ゼロ」で走りだせば数ヶ月でキャッシュが尽きて廃業します。
しかし、正しい「実務の見抜き方」と「集客」さえ手に入れれば、後発であっても1年目で1,000万円を超えることは十分に可能です。
あなたが数年かけて手探りで失敗するはずだった時間を、僕の5年の下積みと独立してからのデータでショートカットしてください。
これから独立開業する方へーー
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